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糖尿病ケアサポートチーム


活動報告

世界糖尿病デー

 11月14日は世界糖尿病デーです。
 2023年度は、11月12日~11月20日までを全国糖尿病週間とし、糖尿病の予防と重症化防止に向けた啓発運動を推進しています。「糖尿病のよりよい連携をめざす会」でも、11月13日~16日まで浜松城ブルーライトアップを開催しました。

ブルーライトアップの様子 糖尿病のよりよい連携をめざす会の
スタッフの皆様との記念撮影の様子
 当院でも全国糖尿病週間に合わせて、11月12日(月)・11月13日(火)午前中、無料血糖測定・握力測定を実施しました。2日間で120名ほどの参加を頂きました。
 「血糖値」とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。血液中のブドウ糖は食事をすると増えますが、その多くは膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによって低下します。食前・食後で変動し、低すぎると「低血糖」、高すぎると「高血糖」を引き起こします。適正な血糖値は、「空腹時(食事をとる前)109㎎/㎗以下、食後139㎎/㎗以下」が正常といわれています。
当院の糖尿病週間での血糖値測定では、ほとんどの方が正常値でした。正常値を超えた方には、かかりつけ医に相談するようにお伝えしました。

 血糖値は、身体の健康状態を知る上で重要な指標となります。血糖が高い場合、初期の段階では自覚症状もないため、健康診断などで指摘されても放置しがちです。しかし、血糖値が高い状態が続くと血管へのダメージが大きくなり、最終的には、脳や心臓などの血管にダメージを与える可能性があります。血糖値をもっと身近なものとして捉えることができるよう、早めの呼びかけを今後も継続して行っていきます。
 加齢による筋肉量の減少および筋力の低下を「サルコペニア」と言います。高齢糖尿病患者はサルコペニアの割合が多く、骨格筋の量と質の改善は運動機能向上だけでなく、糖尿病の予防や治療にも重要だと言われています。
 サルコペニアの判定には「握力」「歩行速度」「骨格筋量」の3つの指標を用います。当院の糖尿病週間では「握力測定」を実施しました。結果は、男性28㎏未満・女性18㎏未満を判断値としたAWGS2019の基準では、約120名のうち約3割の方が判断値を下まわっていました。
 当院では、入院・外来患者様の運動を習慣化できるように、リハビリテーションスタッフがお手伝いしていきたいと考えています。お気軽に主治医にご相談ください。

糖尿病ケアサポートチームについて

厚生労働省が行った「平成28年国民健康・栄養調査」では、
糖尿病が強く疑われる人は、約1000万人 糖尿病の可能性が否定できない人が、約1000万人と推定されています。
日本人の成人の約12%、つまり8~9人に1人が糖尿病を患っている計算です。
糖尿病が強く疑われる人の割合を性・年齢階級別でみると、男性では40歳以上、女性では50歳以上の中高齢の年代から、急に増える傾向があり、年を重ねるにつれて、糖尿病の方の割合は増えています。
糖尿病は、自覚症状に乏しいため、気が付かないうちに様々な合併症を発症し、日々の穏やかな生活を損なう恐れがあります。そのため早期発見と治療の継続が重要と言われています。浜松北病院の糖尿病ケアサポートチームは、各医療職がそれぞれの専門的な知識を集結して患者様の合併症の予防とQOLの向上を図る事を目的に日々活動しております。

チームメンバー

糖尿病専門医 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)看護師(LCDE)
内科診療クラーク 理学療法士 薬剤師 歯科医師 歯科衛生士

活動内容

1)専門的な糖尿病診療の提供(月曜~金曜まで毎日午前中・月曜と水曜夕方診療)
2)糖尿病患者療養支援(糖尿病透析予防・フットケアなど)
3)糖尿病ケアを行う医療スタッフの研修(支援の質の向上を目的とする)
4)糖尿病教室の実施
5)「北友会」糖尿病友の会の開催

糖尿病教育入院について

糖尿病の教育入院を行っています。病状とお仕事の都合家庭環境を考慮して患者様と相談しながら日程を調整しています。

糖尿病教室について

日時 毎月第4火曜日 午後3時から午後4時
場所 西病棟1階会議室
費用 資料代として200円 
(北友会会員は100円、入院中は無料) 
持ち物 筆記用具
予定 糖尿病教室は、新形コロナウイルスの感染拡大を考慮し、開催を見合わせております。 決定次第ホームページなどでお知らせいたしますのでお待ちください。

北友会について

日本糖尿病協会登録

療養指導医 澤田健
登録医師 伊藤大、大西裕大
CDEJ 法月美佐代、日比美佳恵